「美術館」ていうと堅苦しいイメージあると思います。でも、木ノ花美術館は違うのです。富士五湖の大自然をバックに佇む姿は、絵本の世界から飛び出したようなキュートでファンタジックな魅力に溢れてる。入り口へ続く石畳の小路から美術館を眺めていると、この先にどんな出合いがあるのか思わず期待!!  全身で「不思議の国 わちふぃーるど」を体感できる木ノ花美術館。子どものようなドキドキ・わくわくを思い出してくださいね。
門から曲がりくねった石畳を歩いて行くと、中央にある扉が美術館の入り口。
どこから見ても一番目を惹く建物が、正面向かって右手にある「タシールエニット」。
ワインの樽を真っ二つにしたような姿、ちょっぴり古ぼけた色具合は、ミステリアスで訪れた人の冒険心をくすぐる。それもそのはず、ここは「わちふぃーるど」に実在する「タシールエニット博物館」の外観をそのまま再現しているのだ。物語りの博物館は、タシルの街にある最も不思議な場所のひとつ。ここでは時空を越えて、展示物が元いた場所へ飛んで行くことができるという。実際の建物内部は作品を展示した美術館になっているけど、分厚く巨大な木の扉の前に立っていると、今にも時空を越えた不思議な冒険旅行が始まりそう・・・!
「わちふぃーるど」の住人がぴょこんっ!と顔を出しそうな佇まいだ。美術館へのドアをくぐると、店内の明るさにびっくりする。正面にはオープンテラスへ抜ける大きなガラス張りの白い扉。右斜前のチケットカウンターの向こうに充実したミュージアムショップがあり、個性的なダヤングッズを手に入れることができます。
ダヤングッズに目を奪われていると、何やら背後に視線を感じる。
ダヤングッズに目を奪われていると、何やら背後に視線を感じる。そぉーっと振り向くと、そこには巨大なダヤンが!? 王様の衣装を着て、偉そうにふんぞり返って座っている。右手には展示室に続く階段が。ここから先はもう不思議の国 わちふぃーるど。何が待っているのか分からない、ファンタジックなドキドキがいっぱい!  わちふぃーるど に迷い込んだあなたは猫のダヤンのとりこになってしまうかも?展示室出口には読書室があるので、わちふぃーるどを知らない人でもたっぷりしっかり物語を楽しめます。
とんがり屋根の建物が、レストランカフェ「オルソンさんのイチゴ」。
「わちふぃーるど」の住人で、野菜づくりの名人であるブタのオルソンさんがイメージキャラクターになっている、美術館の味どころ。瓦屋根に石造りの壁は一見重厚そうだけど、たっぷりとられた窓のおかげで店内は明るく、とってもくつろげる。オープンスペースで広々してるけど、三角屋根の真下のテーブルはゲストルームっぽい特別さを感じさせる。クラシカルな照明と、赤と黒を基調とした色使い、そして正面突き当たりのバー・カウンターはノスタルジックでアダルトな魅力がいっぱい!
レストランカフェの右手には隣接したオープンテラス。
レストランと美術館をつなぐ小路に面した、とっても日当たりの良い太陽いっぱいの場所。高原の風とお茶を愉しみながら辺りを見渡せば、石畳の小路に石造りのアーチ、猫のダヤンが描かれた風変わりな看板。ここはまるで「わちふぃーるど」に登場するタシルの街角みたい。
どんな人にも気軽にのんびり楽しんで欲しい、そんな姿勢が感じられる木ノ花美術館。展示室の一部となっている階段を除けば、全室バリアフリーの安全快適設計。また、旅先で特に重要なのがレストルーム。ここではレストルーム入り口も館内の雰囲気を壊さないよう工夫されていて、用もないのに使いたくなっちゃうくらいキュートなデザイン。中は男性用・女性用・ベビー用(身障者兼)と別れていて、広々と清潔感に溢れてる。
河口湖木ノ花美術館
山梨県南都留郡富士河口湖町河口3026-1  TEL/0555-76-6789
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